治療困難な難病と、それに立ち向かう医療のテクニック

診断し治療する

注射準備

後縦靱帯骨化症とは、椎骨と椎骨をつなぎ合わせる後縦靱帯が骨化する事によって脊柱管が狭くなった病気です。骨化した後縦靭帯が直接的に脊髄や神経根を圧迫するものであり、骨化の進展状況によっては感覚障害や運動障害の障害が現れます。特定の原因は分かっておらず、難病の特定疾患として定められています。 後縦靱帯骨化症の診断は、画像診断が基本となります。レントゲン写真では、骨化した後縦靭帯を描出する事ができるため画像診断の第一選択となります。次いでX線CT検査を行う事がありますが、レントゲンでは分からない骨化の大きさや形態、脊髄圧迫の程度、病態の進行状況などを確認する事が可能となります。X線CTでは、僅かな骨化も明瞭にとらえる事が出来るので有用性ある検査になります。時にMRI検査を行う事がありますが、脊髄の損傷や椎体・脊柱管関連疾患の鑑別目的が主となります。

後縦靱帯骨化症と診断された場合には、手術が必要かそうではないかという判断になります。日常生活に支障をきたす程の重篤な症状があれば手術、それ以外は安静やリハビリを主体とした保存的療法が行われます。治療によって症状緩和があったとしても、後縦靱帯骨化症における病状には十分な注意が必要となり、骨化部位の増大や再発の可能性を考慮しなければなりません。 そのためにも定期的な定期検査は必要不可欠なものとなります。長期の経過観察が必要となる後縦靱帯骨化症では、公費負担が適応されます。また、対象となるのは医療保険のみならず介護保険にも適応されます。後縦靱帯骨化症の診断後の経過としては、入院や外来における通院における負担軽減が計れるものとなるために、これを利用する事によって定期的な検査を受ける事が望まれます。